いと。
私の使わせてもらっていた個室よりずっと広い曜の部屋。
本棚に本がぎっしり詰まったその部屋の一角にはベッドがあって、そのすぐそばに見たことのあるライトが灯っていた。
「これ………。」
腕から降ろされ、人差し指でそれにするりと触れる。
初めて曜がLINKに来た時買っていったアイスキューブ型のライト。
この出会いが始まりだった。
「……ふふ。もう暑い時期も過ぎたし季節外れだね。」
そう笑っていると、
「そんなことないよ。」
そう言いながら後ろから抱きすくめられた。
「……熱くしてやるよ?夏みたいに。」
「…曜………っ!」
低い囁きが聞こえたと思うと身体は一気にフカフカの布団の上に連れて行かれて、
反論は聞かないとばかりに塞がれた唇は曜の熱を共有しながら、同じ熱を帯びていった。