いと。

別に人生を悲観してきたつもりはない。

暗い人生だったわけでもない。

友達もたくさんできたし、友情も知ったし恋もしてきた。

ただ……心の奥底には常に冷たく張られた氷があってその下にずっと……何かを隠してきた。

それが何だったかは………もう、忘れた。



そういえば、どうして父は私に会いにきた?



その理由を、聞いておくべきだったかもしれない。


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