いと。
「……………!?」
絶句した。
まさかいきなり二児の父親になるなんて。
でも愛の表情はこれまで見てきたどれより穏やかで、華奢な掌は幸せそうにお腹を撫でた。
「…ふっ!何その顔!?
曜のそんな顔、初めて見たよ。」
「な…っ!お前…誰だっていきなりそんなの驚くだろうが…!」
どんな顔をしていたというのか、愛はオレに寄り添ったままお腹を撫でて楽しそうに笑う。
幸せそうに………笑う。
それを見ていたら…………
「わっ!?…曜、いきなり抱きついたらビックリ………」
「……かった………」
一気に込み上げる想いが涙になって溢れそうになり、
「え?」
「会いたかった、愛………。愛してる。」
耳元で伝えた言葉は、弱く儚く掠れた。
もう絶対に、手放したくない。
こんなに苦しかった日々はもうごめんだ。
もう………何があっても離れない。
おそるおそる背中に回されてきた細い両腕と胸に顔を埋める温もりを感じて、一生をかけて必ず幸せにすると、心から誓った。