いと。
ほどなくしてスースーと規則的に寝息を立てはじめた愛は、安心しきったように穏やかな寝顔をしていた。
やっと取り戻した愛しい温もり。
まさかその体に命を二つも宿しているとは思わなかったけれど、オレにとっては嬉しい誤算だ。
「………よぅ…………。」
「ん?…愛?」
「…………。」
名前を呼ばれたと思ったけれど、愛はそのまままた静かに寝息を立てた。
「………なんだよ、可愛いやつだな。」
肩に届くほどになった髪を払い、額にキスをする。
「………愛してる。」
声にならないほど小さくそう呟くと、愛しい彼女を胸に抱き幸せを噛みしめながらオレも眠りについた。