いと。

あと数日で新しい年を迎える。

私たちはその年明けをここで過ごすことにした。そのことを桐子さんに話すと、

『結婚祝いよ』

そう言って部屋をひとつ用意してくれた。

私が最初ここに来た時から何度も何度も見つめ続けた湖が一望できる部屋を。


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