いと。

「いらっしゃいませ、戸澤さま。」

この前ライトを買っていったお客さんはそれからちょくちょくお店に来るようになっていた。

親の会社を手伝いながら一人暮らしをしているという彼は、インテリアの参考にとよく立ち寄る。

「こんにちは、眞城さん。」

名前も覚えられた。いつもどちらかというと無表情で緊張感を覚えるけれど、私にとってはいいお客様だ。

年は…同じくらいだろうか。


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