男装ホスト★
「龍さん…起きてください、龍さん…」
私は俺様の肩を揺すった。
全く起きる気配ないなぁ~。
しょうがない。
私は俺様に上着を着せて、忘れ物がないかを確認した。
「ヨイショっと」
私は俺様を肩に担いだ。
…重い。
まさか俺様を担いで家に送り届ける日が来るとは。
「…ユウキ君、タクシー来たよって…ええ!!大丈夫!?」
「大丈夫です。それより龍さんの家の場所教えてもらえます?」
「あ、うん、行き先はもう運転手さんに言っておいたから。それでパスワードなんだけど、」
夏さんがコースターにサラサラッとパスワードらしき数字を書いて渡した。
「はい、コレ。辰のマンションに入るときの暗証番号ね」
「ありがとうございます。今日は御馳走様でした」
「またいつでも来てね」
夏さんは俺様を一緒にタクシーに詰め込むのを手伝ってくれ、私達を見送ってくれた。