新選組へ ~ 連理之枝 ~
翌日


新選組の6名で二条城まで警護を任された

誠は、体調が悪いとかで、朝餉には顔を
出さなかった


二日酔い?


昭徳様と昭則様が、輿に乗られる時に

ようやく、姿を見せた


少し2人と話して、慶喜様の輿に乗る


顔色が悪いし、少しフラフラしていた


二条城に到着してからは、慶喜様の支え無しでは立てないほどだ

それでも、医者はいらないと拒み

中へ入って行った


伊「挨拶も無いなんて、何様でしょう」


伊東さんの言葉にムッとしたが

とにかく、誠の体が心配だった



特に会話という会話をするわけでもなく

そのまま屯所へ戻った


2度目の紅葉狩りは、切なかった


俺は、総司が言うように久しぶりに笑った

誠がいないと思うだけで、さみしい

佐々木殿から、近況を聞くだけで

誠が新選組に、いないと思い知らされ

辛かった



「慶喜……俺を、解放してくれ」




どんな気持ちで、慶喜様に言ったんだ?


新選組に帰りたいと思ってくれているか?


誠に会ったのが、ずいぶん前のように感じ


また、寂しくなった


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