2・5次元の彼女
「動揺してるね。夕莉」
HARUは私の肩を撫でると、自分の方へそっと抱き寄せた。
私の額がこつんと彼の胸にあたる。
「そんなに景斗のことが好き?」


どうして今日はそんなことを言うんだろう。

HARUの肩に顔を埋めながら、私は呟く。
「そんなわけ、ないって……」

言いながら、自信が持てない自分がいる。
こんな質問をするHARUは意地悪だ。

たぶん、全部わかってて言ってる。
私のことを試してる。

なんだか今日のHARUは、私の知っているHARUとは別人のようで。

少し、怖い。

怖いよ、景斗……
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