2・5次元の彼女
え!?
驚いた私が立ち止まると、景斗は私の正面に回りこんで、向かい合う形で私の身体を覆った。
耳元に唇を寄せて囁く。
「いつまでしらばっくれるの? ユウさん」
吐息が首筋を掠めて、私は漏れそうになった声を必死に飲み込んだ。
「……なんのこと?」
「ちゃんと態度で伝えないとわかんないかな」
ぐいっと引き寄せられ、景斗と正面からぶつかりそうになり、慌てて彼の胸に手をついた。
私の身体を支える景斗の腕は力強く、完全に触れ合ってしまった腰の感触に鼓動が高鳴る。
咄嗟に彼の身体を手で押し返し、距離を取ろうとした私に、景斗は悲しげな声を漏らした。
「僕じゃダメってこと?」
「そ、そういう意味じゃ……」
だって、急にこんなの、反則だ。
突然こんなことされたら、誰だって驚いて拒む。
ましてや相手が景斗だなんて。
私の知る景斗は、こんなことするはずがない――
心の準備が、これっぽっちも出来ていない。
驚いた私が立ち止まると、景斗は私の正面に回りこんで、向かい合う形で私の身体を覆った。
耳元に唇を寄せて囁く。
「いつまでしらばっくれるの? ユウさん」
吐息が首筋を掠めて、私は漏れそうになった声を必死に飲み込んだ。
「……なんのこと?」
「ちゃんと態度で伝えないとわかんないかな」
ぐいっと引き寄せられ、景斗と正面からぶつかりそうになり、慌てて彼の胸に手をついた。
私の身体を支える景斗の腕は力強く、完全に触れ合ってしまった腰の感触に鼓動が高鳴る。
咄嗟に彼の身体を手で押し返し、距離を取ろうとした私に、景斗は悲しげな声を漏らした。
「僕じゃダメってこと?」
「そ、そういう意味じゃ……」
だって、急にこんなの、反則だ。
突然こんなことされたら、誰だって驚いて拒む。
ましてや相手が景斗だなんて。
私の知る景斗は、こんなことするはずがない――
心の準備が、これっぽっちも出来ていない。