2・5次元の彼女
ショックを受ける私を見て、景斗は嘆息した。

「それでもHARUさんを信じたいんでしょう?
だったらもう、諦めて信じるしかないよ」

酷いくらいに正論。

わかってる。
確かにそうなんだけど。


答えられずにうつむく私を見て、景斗は呟いた。
「そういう話聞くの、正直辛いかも」

「え?」
辛いだなんて言われるとは思わなくて、思わず視線を上げる。

景斗の沈痛な面持ち。

なんで?
私、失礼なこと言ったかな……

自分の言葉を振り返ってみて、私は「あっ」と気づきの声を漏らす。

これって完全にのろけてるだけじゃん。
こんなのろけ話を聞かされて、気分の良い人がいるわけがない。

私は膝の上に置いた両手の拳をぎゅっと握り締めた。
「ごめん景斗。こんなこと聞かされても、気分悪いよね。迷惑だよね」

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