2・5次元の彼女
「待たせてごめんね」
私は隣に腰掛ける。
「全然平気」
HARUがグラスを弄び、氷がカラカラと音を立てる。
「このあと、夕莉に会えると思えば、一人で待つのも悪くない」
そう言って浮かべた笑みは、いつもの何十倍も甘く見えた。
きゅっと胸が震えて
どうしようもなく嬉しかった。
ほら、
私がHARUのことを好きなのは、紛れもない事実だし。
顔を見れば、こんなに信頼できる。
あれだけ疑っていた自分がバカみたいだ。
――だとしたら
景斗に抱いたあのときの感情はなんだろう。
恋じゃない。
じゃあ友情? 哀れみ?
ううん、そんなんじゃない。
まさか、2人を同時に好きになるなんてことは――
そんなことが頭を掠めて、そんな訳はないと振り払った。
私はそんなに器用じゃないし
それって、きっと、最低なことだ。
はっきりしていることはただひとつ。
景斗のことが大切で、心配だ。
私は隣に腰掛ける。
「全然平気」
HARUがグラスを弄び、氷がカラカラと音を立てる。
「このあと、夕莉に会えると思えば、一人で待つのも悪くない」
そう言って浮かべた笑みは、いつもの何十倍も甘く見えた。
きゅっと胸が震えて
どうしようもなく嬉しかった。
ほら、
私がHARUのことを好きなのは、紛れもない事実だし。
顔を見れば、こんなに信頼できる。
あれだけ疑っていた自分がバカみたいだ。
――だとしたら
景斗に抱いたあのときの感情はなんだろう。
恋じゃない。
じゃあ友情? 哀れみ?
ううん、そんなんじゃない。
まさか、2人を同時に好きになるなんてことは――
そんなことが頭を掠めて、そんな訳はないと振り払った。
私はそんなに器用じゃないし
それって、きっと、最低なことだ。
はっきりしていることはただひとつ。
景斗のことが大切で、心配だ。