2・5次元の彼女
ずばり悩みを言い当てられて、私は悲鳴を上げそうになる。
「……何言ってるの? そんなわけないじゃん」

HARUは意地悪そうに笑った。
「でも、友情とも片付けられない。違うか?」

私は何も言えなかった。

「好きにも、いろんな種類があるんだよ」
HARUが遠くを見て呟いた。

それなら
私が景斗を大事に想うのは
好きの中のひとつってこと……?

ぼんやりと考えていると

「夕莉」
HARUが私の頬のあたりに手を伸ばし、髪をそっと撫でた。
「これから俺の家にくる?」

それって
そういうこと?

どうしよう。
今さら躊躇っている自分がいる。
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