2・5次元の彼女
そっか。妹がいるんだ。
私はHARUのことをほとんど知らないんだなと実感しながら、彼を眺める。
家族構成も、どんな友人がいるのかも、現実に今、何を悩んで、何を目指しているのかも。
知っているのは、ゲームをしていることと、写真が好きなこと、それくらい。
「妹さんと仲良いの?」
「うーん、まあ普通」
HARUは適当に短く答えた。
「夕莉は兄弟いないの?」
「うん。一人っ子」
私の答えに、HARUは小さく微笑む。
「うん、そんな感じだな」
「何それ? どんな感じ?」
一人っ子っぽいと言われて、今まで良い印象であったことが一度もない。
我がままだとか、世間知らずだとか、協調性がないだとか
だいたいの人が社会不適合的な感想を述べる。
嫌な顔をした私を見て、HARUは困ったように笑いながら言葉を捜す。
「なんていうのかな。
誰かに大切に守られてきたって感じがする」
そう言うと、私の頭にぽふっと手を置いた。
それは褒め言葉なのか、どうなのか。
よくわからないまま、HARUの笑顔と手のぬくもりが私を支配する。
いつも以上に、HARUとの距離が近い。
だめだ。
鼓動が早くなる。
このあとのことを、意識してしまう。
私はぶんぶんと首を振って考えを振り払う。
いきなり何考えてるんだろう。
バカな私。
私はHARUのことをほとんど知らないんだなと実感しながら、彼を眺める。
家族構成も、どんな友人がいるのかも、現実に今、何を悩んで、何を目指しているのかも。
知っているのは、ゲームをしていることと、写真が好きなこと、それくらい。
「妹さんと仲良いの?」
「うーん、まあ普通」
HARUは適当に短く答えた。
「夕莉は兄弟いないの?」
「うん。一人っ子」
私の答えに、HARUは小さく微笑む。
「うん、そんな感じだな」
「何それ? どんな感じ?」
一人っ子っぽいと言われて、今まで良い印象であったことが一度もない。
我がままだとか、世間知らずだとか、協調性がないだとか
だいたいの人が社会不適合的な感想を述べる。
嫌な顔をした私を見て、HARUは困ったように笑いながら言葉を捜す。
「なんていうのかな。
誰かに大切に守られてきたって感じがする」
そう言うと、私の頭にぽふっと手を置いた。
それは褒め言葉なのか、どうなのか。
よくわからないまま、HARUの笑顔と手のぬくもりが私を支配する。
いつも以上に、HARUとの距離が近い。
だめだ。
鼓動が早くなる。
このあとのことを、意識してしまう。
私はぶんぶんと首を振って考えを振り払う。
いきなり何考えてるんだろう。
バカな私。