立花課長は今日も不機嫌
「さてと、どこに行こうかしら」
お店を出た私たち。
顎に指を添えて悩み始めた霧子さんは、しばらく考えると
「そうだわ。一度行ってみようと思ってた店があるの」
こっちよと、私の手を引いた。
ここから歩きで行ける距離なのか、霧子さんに伴われて歩道に沿って足を進める。
「ずっと気になってたお店なんだけど、プリマベーラが終わってからだとやってないのよ」
「そうなんですか」
まだ夜は始まったばかり。
ここをもう少し行けば、ブルースカイのお店がある。
あれから立花さんはどうしてるだろう。
仕事で接点がないせいもあって、立花さんを見かけることもほとんどない毎日。