秘密の記憶は恋の契約
(・・・送信)


カチッとマウスをクリックする。

すると、5分ほど経過したところで、綾部くんからメールが届いた。

『わかった』


(・・・それだけ!?)


私は、その返事にほっとしたような寂しいような。


(じゃあ夜は・・・とか、明日はどうか・・・とか、食い下がってくることはないんだな・・・)


食い下がられたところで、それはそれで面倒くさいと思うけど。

気の抜けたような複雑な気持ちを感じながら、私はメール画面を静かに閉じた。







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