秘密の記憶は恋の契約
(そうなのかな・・・)


そうだとしたら、私はもちろん嬉しいけれど。

合コン発覚後の彼の態度を思い出し、そんな期待は薄れてしまう。

「まあ・・・さ。どういう状況であれ、私は美咲ちゃんを応援してるよ。綾部くんのことも好きだしね。

かわいい後輩二人だもん。上手くいけばいいなって、ほんとに思ってるんだ」

にいっと白い歯を見せる金田さんは、なんだかとても優しくて。

ゆるまっていた私の涙腺は、またもポロポロと大粒の涙をこぼしてしまった。






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