秘密の記憶は恋の契約
「さすがにもうこれはダメだって思って、そのまま別れた。
・・・て言ってもな、もしかしたらまた復活するのかなとか、しばらくは未練があったんだけど」
そこまで言うと、綾部くんは一旦話を止めてから、一度深呼吸をした。
「半年くらい経ったときかな。佐々木さんが、男と歩いてるのを見かけたんだよ。
それが、オレより随分年上の人で。すげえオトナの男の人でさ、佐々木さんと二人でいるのが、めちゃくちゃ似合ってたんだ」
「・・・」
「上手く言えないんだけど、その時、自然に納得できたんだよな。
『あー、そうか』って。やっぱオレじゃねえよなって。
別に無理矢理自分を納得させようとか、忘れようとか思ったわけじゃなくて・・・
佐々木さんにはこの人で、オレも・・・佐々木さんじゃないんだなって。
その人がいまの旦那かどうかまでは知らないけど・・・自分の目で現実を見たからかな、とにかくもう、オレの中で自然に終わりにすることが出来たんだ」
「そっか・・・」
「それからは、連絡先も全部消した。プロポーズするくらい好きだったのは事実だけど、だからって、いまはなにも未練はない」
きっぱりと言った彼の言葉には、嘘がないと私は思った。
・・・て言ってもな、もしかしたらまた復活するのかなとか、しばらくは未練があったんだけど」
そこまで言うと、綾部くんは一旦話を止めてから、一度深呼吸をした。
「半年くらい経ったときかな。佐々木さんが、男と歩いてるのを見かけたんだよ。
それが、オレより随分年上の人で。すげえオトナの男の人でさ、佐々木さんと二人でいるのが、めちゃくちゃ似合ってたんだ」
「・・・」
「上手く言えないんだけど、その時、自然に納得できたんだよな。
『あー、そうか』って。やっぱオレじゃねえよなって。
別に無理矢理自分を納得させようとか、忘れようとか思ったわけじゃなくて・・・
佐々木さんにはこの人で、オレも・・・佐々木さんじゃないんだなって。
その人がいまの旦那かどうかまでは知らないけど・・・自分の目で現実を見たからかな、とにかくもう、オレの中で自然に終わりにすることが出来たんだ」
「そっか・・・」
「それからは、連絡先も全部消した。プロポーズするくらい好きだったのは事実だけど、だからって、いまはなにも未練はない」
きっぱりと言った彼の言葉には、嘘がないと私は思った。