秘密の記憶は恋の契約
無言で頷く私の手を、彼がきゅっと強く握った。

「完全にもう終わったことだ。だから・・・月曜日、何か言われたとしても気にするな」

「うん・・・」

「でももし、気になることがあったら何度でも言えよ。

何度でも、おまえのことしか見てないって、美咲の気が済むまで言ってやるから」

「・・・うん」

あたたかくって大きな手。

そこから伝わるぬくもりは、何があっても大丈夫だと、私を安心させてくれた。








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