秘密の記憶は恋の契約
(うう・・・)


恥ずかしい・・・。

熱くなっていく頬を自覚しながら、ふっと斜め前に視線を移すと、目が合った金田さんに、満面の笑みでブイサインを向けられた。


(・・・う)


中学時代、秘かな両想いがクラス中に知れ渡って、みんなにひやかされた時のような、嬉しさよりもそんな心境。

恥ずかしさが何倍にも増した私は、逃げるように小走りをしてエレベーターに乗り込んだ。






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