秘密の記憶は恋の契約
(そうだったんだ・・・)
確かに、そういう事態はテレビやネットでよく聞く話。
けれど実際、自分の旦那さんにそんな疑惑があったなら・・・問い詰めるのも、かなり勇気がいるだろう。
「噂の相手っていうのが、ご主人の直属の部下で・・・華やかで目立つ子なので、そういう噂もたちやすかったんだと思います。
出張もいつも一緒だし、ミスしても必ずご主人がカバーするとかで・・・噂好きな人たちが、『絶対に不倫してる』って騒いでたみたいなんですね。
同じ会社ですから、佐々木さんの耳にもそんな話が入ったらしくて」
淡々と語る山崎さんに、私と綾部くんは無言の相槌をうつ。
「まあ、そんな背景があったので、年下の・・・上司にフォローされる女の子たちのことが、全員敵に見えたそうです。
特に・・・梅村さんはかわいいし」
(・・・へっ!?)
甘みを帯びた表情で、私を見つめる山崎さん。
綾部くんはピクリと肩を動かして、不機嫌全開の顔をした。
(と、突然何を・・・!?というか、私、赤面したりしてないよね!?)
完全に動揺してるけど。
一瞬で苛立った綾部くんをこれ以上刺激しないように、私はまるで聞こえていないフリをした。
確かに、そういう事態はテレビやネットでよく聞く話。
けれど実際、自分の旦那さんにそんな疑惑があったなら・・・問い詰めるのも、かなり勇気がいるだろう。
「噂の相手っていうのが、ご主人の直属の部下で・・・華やかで目立つ子なので、そういう噂もたちやすかったんだと思います。
出張もいつも一緒だし、ミスしても必ずご主人がカバーするとかで・・・噂好きな人たちが、『絶対に不倫してる』って騒いでたみたいなんですね。
同じ会社ですから、佐々木さんの耳にもそんな話が入ったらしくて」
淡々と語る山崎さんに、私と綾部くんは無言の相槌をうつ。
「まあ、そんな背景があったので、年下の・・・上司にフォローされる女の子たちのことが、全員敵に見えたそうです。
特に・・・梅村さんはかわいいし」
(・・・へっ!?)
甘みを帯びた表情で、私を見つめる山崎さん。
綾部くんはピクリと肩を動かして、不機嫌全開の顔をした。
(と、突然何を・・・!?というか、私、赤面したりしてないよね!?)
完全に動揺してるけど。
一瞬で苛立った綾部くんをこれ以上刺激しないように、私はまるで聞こえていないフリをした。