秘密の記憶は恋の契約
岩下さんは、妻子もちの35歳。
縦にも横にも大きくシロクマを連想させる彼は、仕事が出来る上にとっても優しくて、そこにいるだけで安心感を与えてくれる。
そんな岩下さんが右隣にいて、三人並んでデスクに向かっているので、綾部くんとの気まずさはいくらか和らいでいた。
(なんとかして、岩下さんが帰るまでに仕事終わらせて帰らなきゃ!)
私の仕事が終わるなら、必然的に綾部くんも一緒に終わるわけだけど。
とりあえず終わってしまえば、隣り合って二人きり、という気まずさMAXの状態だけは避けられる。
(終わったと同時に、『じゃ!』って言って、走って帰ればいいもんね)
そう決意した私は、さっきよりも気合いを入れて、パソコン画面に集中してカタカタと手を動かし始める。
けれど。
「はーっ!終わったー!!」
岩下さんが、「うーん」と大きく伸びをして、開放感に溢れた顔をする。
(はっ・・・!先を越された・・・!)
縦にも横にも大きくシロクマを連想させる彼は、仕事が出来る上にとっても優しくて、そこにいるだけで安心感を与えてくれる。
そんな岩下さんが右隣にいて、三人並んでデスクに向かっているので、綾部くんとの気まずさはいくらか和らいでいた。
(なんとかして、岩下さんが帰るまでに仕事終わらせて帰らなきゃ!)
私の仕事が終わるなら、必然的に綾部くんも一緒に終わるわけだけど。
とりあえず終わってしまえば、隣り合って二人きり、という気まずさMAXの状態だけは避けられる。
(終わったと同時に、『じゃ!』って言って、走って帰ればいいもんね)
そう決意した私は、さっきよりも気合いを入れて、パソコン画面に集中してカタカタと手を動かし始める。
けれど。
「はーっ!終わったー!!」
岩下さんが、「うーん」と大きく伸びをして、開放感に溢れた顔をする。
(はっ・・・!先を越された・・・!)