秘密の記憶は恋の契約
「この眠たそうなへんなネコ、ほんとにおまえ好きだよな」
言いながら、綾部くんは本棚の上からぬいぐるみのぐーすかにゃんこを手に取った。
首根っこをつかむ様子は、本物のネコが相手のようだ。
「『ぐーすかにゃんこ』だよ。かわいいでしょ」
「ぐーすか・・・。ふざけた名前だな・・・」
顔をしかめて、ポツリと呟く綾部くん。
そのままそれを持ち上げて、寝ぼけ顔のネコのぬいぐるみを真剣な顔でじっと見つめた。
「・・・かわいいのか、これ」
怪訝そうに呟く彼。
ぐーすかにゃんこは、半開きの目で綾部くんと対面している。
その様子がなぜだかとても可笑しくて、私は「かわいいよ!」と反論しながら「ふふっ」と小さく笑ってしまった。
「・・・よくわかんないけど。まあ、美咲が持つとかわいいか」
そう言うと、綾部くんは私の胸にぐーすかにゃんこを押し付けた。
咄嗟にそれを抱き留めた私に、「やっぱり」と言って彼が笑った。
「美咲効果だな」
甘い目線で、彼が私を見下ろした。
私は途端に恥ずかしくなって、「そうだ!」と突然話題を変えた。
「あ!あの・・・今紅茶いれるから!とりあえず・・・このへん、テキトーに座ってて!」
ローテーブルの下にあった座布団を、彼の足元に滑らせる。
そしてそのまま、リビングの横にあるキッチンへと逃げるように移動した。
言いながら、綾部くんは本棚の上からぬいぐるみのぐーすかにゃんこを手に取った。
首根っこをつかむ様子は、本物のネコが相手のようだ。
「『ぐーすかにゃんこ』だよ。かわいいでしょ」
「ぐーすか・・・。ふざけた名前だな・・・」
顔をしかめて、ポツリと呟く綾部くん。
そのままそれを持ち上げて、寝ぼけ顔のネコのぬいぐるみを真剣な顔でじっと見つめた。
「・・・かわいいのか、これ」
怪訝そうに呟く彼。
ぐーすかにゃんこは、半開きの目で綾部くんと対面している。
その様子がなぜだかとても可笑しくて、私は「かわいいよ!」と反論しながら「ふふっ」と小さく笑ってしまった。
「・・・よくわかんないけど。まあ、美咲が持つとかわいいか」
そう言うと、綾部くんは私の胸にぐーすかにゃんこを押し付けた。
咄嗟にそれを抱き留めた私に、「やっぱり」と言って彼が笑った。
「美咲効果だな」
甘い目線で、彼が私を見下ろした。
私は途端に恥ずかしくなって、「そうだ!」と突然話題を変えた。
「あ!あの・・・今紅茶いれるから!とりあえず・・・このへん、テキトーに座ってて!」
ローテーブルの下にあった座布団を、彼の足元に滑らせる。
そしてそのまま、リビングの横にあるキッチンへと逃げるように移動した。