秘密の記憶は恋の契約
「わ。もう赤ちゃん仕様だね」
部屋の真ん中には大きな丸い座卓が置かれ、和室へと続く角のスペースには、ベビーベッドやバウンサー、衣装ケースなどが置かれていて、かわいらしい赤ちゃんコーナーが作られていた。
「うん。せっかく引っ越すんだから、そのついでに全部準備しちゃおうかって」
「そっか。早いに越したことはないもんね」
「んー・・・まあ、早すぎる気もしたんだけどね。悠人がすごいはりきっちゃって」
棚田くんに目を向けて、詩織が「毎日うるさいんだよ」と苦笑する。
けれどその表情は、とても幸せそうだった。
「ふふっ。棚田くん、いいパパになりそうだね」
「うん・・・そうだね。デキ婚だから、最初は不安だったけど。結果オーライかもしれない」
「そっかー。いいなあ」
女子3人でまたもワイワイ盛り上がっていると、綾部くんが「美咲」と言って右手に持った箱を掲げた。
「あ、うん」
綾部くんから箱を受け取り、私は詩織にそれを手渡す。
「これ、プリン。来るときにみんなで買ってきたんだけど・・・。食べられるかな」
「わー!ありがとう。うん、体重もいいペースだし。プリンなんて全然平気。・・・わ、おいしそう!ゼリーもあるね」
箱を開けた詩織の顔が、一瞬にしてほころんだ。
私たちは顔を見合わせて、その表情にほっとした。
部屋の真ん中には大きな丸い座卓が置かれ、和室へと続く角のスペースには、ベビーベッドやバウンサー、衣装ケースなどが置かれていて、かわいらしい赤ちゃんコーナーが作られていた。
「うん。せっかく引っ越すんだから、そのついでに全部準備しちゃおうかって」
「そっか。早いに越したことはないもんね」
「んー・・・まあ、早すぎる気もしたんだけどね。悠人がすごいはりきっちゃって」
棚田くんに目を向けて、詩織が「毎日うるさいんだよ」と苦笑する。
けれどその表情は、とても幸せそうだった。
「ふふっ。棚田くん、いいパパになりそうだね」
「うん・・・そうだね。デキ婚だから、最初は不安だったけど。結果オーライかもしれない」
「そっかー。いいなあ」
女子3人でまたもワイワイ盛り上がっていると、綾部くんが「美咲」と言って右手に持った箱を掲げた。
「あ、うん」
綾部くんから箱を受け取り、私は詩織にそれを手渡す。
「これ、プリン。来るときにみんなで買ってきたんだけど・・・。食べられるかな」
「わー!ありがとう。うん、体重もいいペースだし。プリンなんて全然平気。・・・わ、おいしそう!ゼリーもあるね」
箱を開けた詩織の顔が、一瞬にしてほころんだ。
私たちは顔を見合わせて、その表情にほっとした。