秘密の記憶は恋の契約
「これからどうする?まだ早いけど。どっか寄りたいところある?」

「うーん・・・そうだな。あ!じゃあ・・・本屋さんに寄ってもいい?」

「ああ。いいよ。オレも見たいのあったから」

微笑んだ彼が、私のことを見下ろした。

その瞳は、やっぱりとても優しくて。

私はときめくように嬉しくなって、繋いでいた手をゆるりとほどくと、彼にぎゅっと腕を絡めた。

もうすぐ季節は寒い冬。

だけど、こうしていれば、ココロも身体もあたたかかった。











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