MAHOU屋
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「魔女シリーズ」の四巻目は<恋>の話だ。
主人公の友達が転校する。
ひょんなことから隣の席の男の子がその友達を好きなことがわかり、その恋を応援するため、魔女の力を借りてアイスを作る。
それを食べた二人は見事両思いになり、離れていても手紙交換しようということになる。


その男の子はいつも勉強ばかりしていて、どちらかというとクラスの中で小さくなっている。
目が悪いのか大きな黒ぶち眼鏡をかけて、なで肩で、猫背で、この間会った岩城さんを小さくした感じだ。


この本を読んでいたからなのか、それとも顔を思い浮かべていたからか、岩城さんがアトリエに来た。
休日のデビルが「いらっしゃーい!」と八百屋さんのように愛想よく接客している。


レインさまはソラを幼稚園に迎えに行っているらしい。
給食を食べ終わったあと具合が悪くなって医者に連れて行くことになったそうだ。
チヒロが家に帰るとデビルが店番をしていて驚いた。
今朝はあんなにも元気だったのに(チヒロのパンケーキを横取りして食べていた)と嘆くと「子供は急だからなぁ。お前も昔そうだったろうが」と叱られた。
デビルは配達中にこっそり、レインさまの代わりにチヒロを幼稚園に迎えに行ったことがあるらしい。
ちっとも覚えていないけれど。
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