イジワル婚約者と花嫁契約
そして声の相手を確認すると、やっぱり驚いたまま固まる健太郎さんだった。
「メールで言ったじゃないですか!今日は家族と出かけているって」
「家族って……は?コイツが?」
混乱しているのか、顔を顰めお兄ちゃんをコイツ呼ばわりし指をさした。
すると健太郎さん同様固まったままのお兄ちゃんの逆鱗に触れてしまったようで、一気に表情が歪んだ。
「おい、誰がコイツだ。初対面の人間に向かって失礼な奴だな」
「おっ、お兄ちゃん落ち着いて」
今にも健太郎さんに殴り掛かりそうな勢いのお兄ちゃんを慌てて宥めると、健太郎さんは目を丸くさせた。
「お兄ちゃん!?コイツ……いや、この人が灯里の?」
健太郎さんは「信じられない」と言いたそうに、何度も私とお兄ちゃんを交互に見つめる。
だけどその理由も頷ける。
きっと健太郎さんは先ほどの一部始終を見ていたんでしょ?
あんなの普通兄妹でするような言動じゃないだろうし。
「メールで言ったじゃないですか!今日は家族と出かけているって」
「家族って……は?コイツが?」
混乱しているのか、顔を顰めお兄ちゃんをコイツ呼ばわりし指をさした。
すると健太郎さん同様固まったままのお兄ちゃんの逆鱗に触れてしまったようで、一気に表情が歪んだ。
「おい、誰がコイツだ。初対面の人間に向かって失礼な奴だな」
「おっ、お兄ちゃん落ち着いて」
今にも健太郎さんに殴り掛かりそうな勢いのお兄ちゃんを慌てて宥めると、健太郎さんは目を丸くさせた。
「お兄ちゃん!?コイツ……いや、この人が灯里の?」
健太郎さんは「信じられない」と言いたそうに、何度も私とお兄ちゃんを交互に見つめる。
だけどその理由も頷ける。
きっと健太郎さんは先ほどの一部始終を見ていたんでしょ?
あんなの普通兄妹でするような言動じゃないだろうし。