イジワル婚約者と花嫁契約
私も気まずい。というかどうしたらいいのか分からない。
お父さんお母さんにも縁談がまとまるまで、絶対にお兄ちゃんには秘密にしておくよう言われていた。
それは私も重々承知していたし、お兄ちゃんに知られたらこうなることは分かっていたけれど……まさか夢にも思わないじゃない?
健太郎さんの接待先が同じお店で、偶然にも会ってしまうなんて!
健太郎さんも私に兄がいることは知っていた。
だけど想像もしていなかっただろうな。……こんなお兄ちゃんだったなんて。
「えっと……ご挨拶が遅れてしまい申し訳ありません。初めまして、佐々木健太郎と申します」
笑顔を取り繕って自己紹介するものの、お兄ちゃんの額の青筋は疼くばかり。
健太郎さんの誤解は無事とけたものの、問題はお兄ちゃんだ。
お見合いしたことも知らせていなかったというのに、いきなり健太郎さんが現れてしまったんだもの。
本当これ、一体どうしたらいいの?
お兄ちゃんの隣で途方に暮れるものの、このままでは埒があかない。
むしろ今の状態をどうにかできるのは、私しかいないよね。
自分を奮い立たせ、ゆっくりとお兄ちゃんの方へと顔を向けた。
お父さんお母さんにも縁談がまとまるまで、絶対にお兄ちゃんには秘密にしておくよう言われていた。
それは私も重々承知していたし、お兄ちゃんに知られたらこうなることは分かっていたけれど……まさか夢にも思わないじゃない?
健太郎さんの接待先が同じお店で、偶然にも会ってしまうなんて!
健太郎さんも私に兄がいることは知っていた。
だけど想像もしていなかっただろうな。……こんなお兄ちゃんだったなんて。
「えっと……ご挨拶が遅れてしまい申し訳ありません。初めまして、佐々木健太郎と申します」
笑顔を取り繕って自己紹介するものの、お兄ちゃんの額の青筋は疼くばかり。
健太郎さんの誤解は無事とけたものの、問題はお兄ちゃんだ。
お見合いしたことも知らせていなかったというのに、いきなり健太郎さんが現れてしまったんだもの。
本当これ、一体どうしたらいいの?
お兄ちゃんの隣で途方に暮れるものの、このままでは埒があかない。
むしろ今の状態をどうにかできるのは、私しかいないよね。
自分を奮い立たせ、ゆっくりとお兄ちゃんの方へと顔を向けた。