イジワル婚約者と花嫁契約
「それではいきまーす、三、二、一……!」
司会者の声と共に灯里の手から離れていくブーケ。
大きく弧を描きまるで吸い込まれるように落ちた先は、千和の腕の中だった。
さすがの千和も驚きつつも、嬉しそうに泣いて目が真っ赤に晴れている俺の元に駆け寄ってきた。
「和臣さん、見て下さい!なんか取っちゃいました」
「……みたいだな」
まさか灯里のやつ、わざと千和のところに投げたんじゃないだろうな?
そんな予感がして灯里を見ていると、なぜかあいつとばっちり目が合ってしまった。
げっ。なんでお前がこっちを向くんだ!
お前はいいんだよ、お前は!!
嬉しそうにブーケを眺める千和を横目にあいつに心の中で悪態をついていると、なぜかあいつは灯里の手を取り、こちらへやってきた。
「お兄さん、おめでとうございます」
「なにがおめでとうだ。それを言うのは俺だろうが」
「そう分かっているのなら言って下さいよ、まだお兄さんからお祝いの言葉をいただいておりませんので」
司会者の声と共に灯里の手から離れていくブーケ。
大きく弧を描きまるで吸い込まれるように落ちた先は、千和の腕の中だった。
さすがの千和も驚きつつも、嬉しそうに泣いて目が真っ赤に晴れている俺の元に駆け寄ってきた。
「和臣さん、見て下さい!なんか取っちゃいました」
「……みたいだな」
まさか灯里のやつ、わざと千和のところに投げたんじゃないだろうな?
そんな予感がして灯里を見ていると、なぜかあいつとばっちり目が合ってしまった。
げっ。なんでお前がこっちを向くんだ!
お前はいいんだよ、お前は!!
嬉しそうにブーケを眺める千和を横目にあいつに心の中で悪態をついていると、なぜかあいつは灯里の手を取り、こちらへやってきた。
「お兄さん、おめでとうございます」
「なにがおめでとうだ。それを言うのは俺だろうが」
「そう分かっているのなら言って下さいよ、まだお兄さんからお祝いの言葉をいただいておりませんので」