イジワル婚約者と花嫁契約
まさかの誘いにギョッとしてしまう。
つい咄嗟に千和さんを見てしまうと、事情をしる千和さんも私同様、すごく驚いている。
「ん?どうしたんだ、ふたりして驚いた顔をして。そんなに俺が仕事終わるの早いことに驚いたのか?」
どうしよう。まさかこんな日に限ってお兄ちゃんの仕事が早く終わるなんて……。
しかも食事に誘ってくるとかバッドタイミングすぎる。
返事に困り、ただお兄ちゃんと同じように笑うしかない。
千和さんも事情を知っているだけに、ハラハラしている様子。
「久し振りのデートだしな!灯里が食べたいものご馳走するぞ!時間があったら買い物にも行こう!灯里に似合う服や鞄も買ってやりたいし」
「えっと……」
こんな上機嫌で、すっかり私と食事や買い物に行く気分でいるお兄ちゃんに、なんて言って断ればいいの?
友達と食事に行くとか?……いやいや、それを言ったら「友達と俺、どっちが大切なんだ!」って言いそうだ。
それじゃいっそのこと、「お見合い相手と食事に行ってくる!」って言っちゃう?
ううん、それこそ言ったら大変なことになっちゃうのは目に見えている。
つい咄嗟に千和さんを見てしまうと、事情をしる千和さんも私同様、すごく驚いている。
「ん?どうしたんだ、ふたりして驚いた顔をして。そんなに俺が仕事終わるの早いことに驚いたのか?」
どうしよう。まさかこんな日に限ってお兄ちゃんの仕事が早く終わるなんて……。
しかも食事に誘ってくるとかバッドタイミングすぎる。
返事に困り、ただお兄ちゃんと同じように笑うしかない。
千和さんも事情を知っているだけに、ハラハラしている様子。
「久し振りのデートだしな!灯里が食べたいものご馳走するぞ!時間があったら買い物にも行こう!灯里に似合う服や鞄も買ってやりたいし」
「えっと……」
こんな上機嫌で、すっかり私と食事や買い物に行く気分でいるお兄ちゃんに、なんて言って断ればいいの?
友達と食事に行くとか?……いやいや、それを言ったら「友達と俺、どっちが大切なんだ!」って言いそうだ。
それじゃいっそのこと、「お見合い相手と食事に行ってくる!」って言っちゃう?
ううん、それこそ言ったら大変なことになっちゃうのは目に見えている。