殺戮都市~バベル~
服部がすぐに知らせないから、中央部のポーン達が西軍の境界近くまで来てるじゃないか!


こんな状態でここまで良く頑張ってたな……。


意外と強いんじゃないか?あの人は。


……なんて、考えてる場合じゃないよな。


今は、服部から引き継いだこの戦闘をどうにかしないと。



「グルルルルァッ!!」


服部との戦いで興奮したポーンが、鋭い牙を、爪を俺に向けて襲い掛かる!


だが、今更ポーンの動きに恐れは感じない。


五匹のポーンが一斉に襲い掛かって来るが、それを回避し、日本刀で受け止めると同時に攻撃に転じる。


身体を回転させながら、横一文字に日本刀を振るう。


南軍で、狩野が見せた攻撃の真似だけど、この状況ではかなり有効な攻撃手段だ。


迫って来るポーンが、勝手に見えない斬撃に飛び込んで来てくれるから。


一度の攻撃で……8匹。


しかし、その被害を埋めるかのように、次々と前に押し出されて来る。


下手に刺激したせいか、ポーン達も興奮気味に牙を剥く。


「どうしたっ!!俺はまだピンピンしてるぞ!」


早く雪子さん達が来てほしいと考えながら、日本刀を振るっていた時だった。












「……南軍の方が騒がしいと思って来てみれば。なんだこれは」









不意に、背後からそんな声が聞こえた。
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