殺戮都市~バベル~
戦闘以外は寡黙、そして戦闘中でも俺に対して以外はこれ程感情を剥き出しにして話す事もない。


そんな沼沢と守る西軍の境界。


どちらも、負けてなるものかと武器を振り、ポーンやナイトを次々と倒して行く。









「服部ぃぃぃぃっ!!あんたなんで、こんな事になってるのに連絡をよこさないの!?何の為の見張りかわかってないんじゃないの!?」









しばらくして、西軍の街の方からそんな怒鳴り声が聞こえた。


この声は……雪子さんだ。


「姐さん、ちゅーーーっす!いや、この程度の雑魚で姐さん達に応援を要請なんてしちゃいけないと思って、この服部一郎がですね……ヘブンッ!!」


ヘブンッ!の部分で、バキッと、殴ったような音が一緒に聞こえた。


一郎が殴り倒されたのだろう。


「見張りは何かあったら、それが大きい事でも小さい事でも報告する!言っておいたでしょうが!」


この報告を受けて、雪子さんが真っ先に飛び出して来たのだろう。


西軍の街の方から、地鳴りのような音も聞こえ初めていて、多くの人達がこちらに向かって走って来ているのだろうというのがわかった。


「よーし、真治も沼沢も良く足止めしててくれたね。ここからは西軍の反撃だよ!化け物どもに、しぶとく生き残った西軍の人間の強さを見せ付けてやるよ!」
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