殺戮都市~バベル~


「うおおおおおっ!お前らに食われたやつらの恨みを思い知れっ!」


「化け物の分際で、デカい顔してんじゃないわよ!」




それぞれの想いが、それぞれの武器に乗せられて、化け物達に振るわれる。


それでもナイトには敵わないだろうけど、ポーンくらいなら相手にならない。


俺も負けじとポーンを斬り捨て、化け物の群れの中に道を拓く。








「おい、クソガキ!テメェばっか良い格好してんじゃねぇぞ!」







そんな中で頭上から聞こえたのは……二毛の声。


上を見ると、西軍の人達や、ポーン達を飛び越える二毛の姿がそこにあったのだ。


ポーンを無視してナイトに一直線に向かって行く二毛を、サポートするかのように、ナイトに向かって、ボウガンのボルトが後方から飛んで来る。


「やあ、調子は良さそうだね」


俺の横に並んで、薙刀でポーンの首を刎ね飛ばすのは、城井。


「そんな気の抜けた挨拶してんじゃねぇぞ!城井!」


ナイトに接近し、空中で大剣を取り出した二毛が、その頭部に向かって武器を思い切り振り下ろす。


以前のように、武器に振られているような感じではない。


重量は確かに感じるけど、素早い一撃が、ナイトの兜を叩き割ったのだ。
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