殺戮都市~バベル~
地面を揺らすような……地震のような揺れ。


他の人は戦う事に必死で、これに気付いていないのか?


化け物達と戦っていても、不安は大きくなるばかり。


「な、なんなのこの揺れは……真治!これが何なのかわかる!?」


ポーンを斬り捨てながら、俺の隣までやって来た雪子さんが尋ねるけど……こんなの俺にもわからないよ。


「地震……じゃなさそうですけど、雪子さんがわからないのに、俺がわかるわけが……」


雪子さんと背中を合わせて、武器を振るいながら答えると……。









「おいおい……何だありゃあっ!!」









二毛が……ナイトの死骸の上から、驚いた様子で指差していたのだ。


その指が指し示す方向に顔を向けると……地面が、小山のように盛り上がっていて、その上に、人の密集により逃げられなくなった西軍の人達が乗っていた。


そして……次の瞬間。








ドンッ!!









という大きな音と共に……盛り上がりの上にいた西軍の人達が、宙に待ったのだ。


何が起こったのか……。


割れたアスファルト片と、人が舞う中で……不気味な大きな物体が、地面から飛び出していた。
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