殺戮都市~バベル~
太刀を振り回し、ポーンを斬り捨てながら雪子さんが移動する。


ルークもそれに気付いたようで、雪子さんを踏み付けようと、巨大な足を上げた。


「はっ!今更お前程度はね、ただのソウル稼ぎにしかならないんだよ!10日で二匹程度じゃなく、もっといっぱい出て稼がせてくれ!」


思い切り踏み付けられたルークの足が、ポーン達を容赦なく踏み潰す。


それよりも早くに横に飛び退いていた雪子さんが、ルークの足に飛び付き、その身体を上がって行く。


肩に太刀を担いで、器用に上ったルークの身体。


肩を蹴って、空中に跳んだ雪子さんが……太刀を両手で握り締め、力を溜めるようにして振りかぶった。


豪快な動きなのに、速くて無駄がない。


星4レア+でも、ここまでやれるようになるのかと驚いたけど……本当に驚くのは、そこじゃなかった。


ルークが、跳び上がった雪子さんを目で捉え、口を大きく開ける。


その中に吸い込まれるように雪子さんが落下したけど……次の瞬間。










勢い良く振り下ろされた太刀が、ルークの頭部を真っ二つに斬り裂き、刃が触れた胸の装甲でさえ切断して見せたのだ。


俺が南軍でルークを殺した時と同じくらいあっさりと、だけど、それ以上の破壊力を持って。
< 1,342 / 1,451 >

この作品をシェア

pagetop