殺戮都市~バベル~
「んー……今、それどころじゃないみたいだね。じゃ、そんなわけで探しに行ってみよう!もしいなかったら、あの穴から入って中で待っていようよ」


PBMをポケットに片付けて、吹雪さんが指を指したのは……ポーン達が排出されている穴。


今もなお、排出され続けていて、それが止む様子は全くない。


あの中に入るのか……。


もしそれしかないと言うならするしかないんだけど、あまり気乗りしないな。


それも恵梨香さんに相談する事かな。


「とにかく、恵梨香さんを探しましょう。東軍にも行って、状況を見なければ塔に突入するタイミングもわかりませんし」


「よーし、決まりっ!じゃあ行こっか。いつまでもこんな所にいても仕方ないし」


そう言い、俺よりも早く東軍側に駆け出した。


俺もその後に続いて、鎧片から離れる。


移動していて思う。


ポーンやナイトの死骸が多くなって、小さな山が出来始めている。


これが積み重なれば、ポーン達が足場に上がるのも容易になってしまうなと。


俺達が上手く利用するとしたら、死骸で壁を作って戦うという手もあるだろうけど、そんな事をしている暇があったら、一匹でも多く倒した方が良いよな。
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