殺戮都市~バベル~
恵梨香さんが北軍、吹雪さんが西軍に。


そして、付いて来た桜良は南軍に伝令として走った。


東軍は……四強以外に強い人間を知らないんだけど、大丈夫なのかな。


「さてさて……俺も一丁やるかね。東軍は俺と明ちゃんが行く。地上は他の連中に任せておけば良いだろ」


相変わらずのんびりとしているように見えるけど……目は真剣そのもので。


津堂を見ていた時と変わらない、容赦のない名鳥が垣間見えた。


甘さを捨てたって……あの時言っていたな。


それほど、亜美と優の死は、名鳥にとってショックだったのだろう。


「名鳥さんと狩野が行って大丈夫なんですか?それで東軍が崩れてしまうなら、どちらか残った方が……」


「ん?おいおい、ちょっと東軍をナメてないかい?津堂は死ぬまで戦わせるし、香月はちょっとやそっとでは死なないだろ?それに、真冬ちゃんに若林、湯島、阿部もいるんだぜ?問題ないっしょ」


……いや、真冬さんまではわかったけど、後半が全然わからない。


一体誰なんだよ。


だけど、名鳥が大丈夫だと言っているのなら大丈夫なんだろうな。


これで準備は整った。


後は、塔に入るだけだ。
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