殺戮都市~バベル~
「射るぞ!戦闘準備をしろっ!」


大友の声に、慌てて階段を駆け上がって武器を構えた俺達。


完全に散らばったとは言い難いけど……それぞれが戦いやすそうな位置には付けたと思う。


近距離攻撃しか出来ない俺と狩野は、嫌でもビショップの正面を取らなければならない。


胴に斬り掛かっても良いけど……足を滑らせれば真っ逆さまに落ちてしまう。


そうなってしまいそうな体表なんだよ、こいつは。


「くらえっ!」


大友の大弓から、矢が放たれた。


限界まで弦を引いたその矢は、目にも留まらぬ速さでビショップに迫る!


そして……蛇頭部、下顎に矢が直撃した!


その衝撃で、ビショップの上体が仰け反ったけど……ゆっくりと身体を元の位置に戻して、僅かに刺さった矢を、手で払い除けたのだ。


ダメージは……ほぼ無い。


「はっ!今のが効かねぇとか、どれだけ人間をバカにしてんだよ……だったら、こいつはどうよ!」


ここぞとばかりに、俺から少し離れていた場所に陣取った名鳥が、散弾銃を構えて引き金を引いた。


耳をつんざくような轟音と共に放たれた弾が、ビショップの身体に広範囲に渡ってめり込む!
< 1,378 / 1,451 >

この作品をシェア

pagetop