殺戮都市~バベル~
散弾銃の弾が、ビショップのウロコを突き破り、小さな穴を空けるけど……いかんせんその巨体からすれば小さ過ぎて、これも大したダメージは当たっていないような気がする。


ビショップの身体がビクンと跳ね、驚いたようではあったけれど。


そして、それを撃った名鳥の方に身体が向いた。


長い舌をチロチロと出し入れし、その不気味な眼差しを向ける。


「蛇に睨まれた蛙ってか?悪いけど、俺はそんなに大人しくないんだよね」


再び散弾銃を構えた名鳥が、ビショップの頭部目掛けてもう一度引き金を引いた。


発射された銃弾が、ビショップの口の前で広がって、弾がめり込んだ!


さっきよりも近い位置からの攻撃が効いたのか、ビショップが身体をくねらせて暴れ始めた。


「今のでも死なねえとか……巨体に似合うだけの生命力はあるってか?」


すかさず槍に持ち替えて、ビショップの攻撃に備える名鳥だったが……。


暴れたビショップが、階段の上に手を乗せて、俺達をなぎ払うように腕を振るったのだ。


「うおおおいっ!嘘だろ!」


驚いたのは名鳥だけじゃない、その攻撃は、俺と狩野にも襲い掛かったのだから。
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