殺戮都市~バベル~
桜良を食らっても、なおも暴れ続けるビショップ。


これでは、近付く事が出来ない。


俺のせいではあるけれど、桜良を食ったこいつを殺したいと思っても、飛び掛かれないぞ。


皆、落ち着くのを待っているのだろう。


そんな中で、下から天を貫くような高速の矢がビショップを捉える!


それも、的確に俺が斬り裂いた場所に矢を射っている!


傷口に攻撃を加えているから、こんなに暴れているのか。


「どうしたどうした!辛い苦しいと暴れるだけか!?お前が一体どれだけの人間を同じ目に遭わせたか、その身をもって思い知れ!」


大友が、矢が装填されるとすぐに放つ。


その言動は……恨みも感じるけど、何か他の目的があるような……。


状況を冷静に判断する大友が、ただそれだけで攻撃しているとは思えなかった。


きっと何かを狙っている。


その時に俺も動けるようにと、悶えるビショップを捉えられるように階段を上った。


「これでは手が出せないわね。せめて動きを止めてくれないと、階段から動けないわ」


下からやって来た俺と合流して、並んで走り出した狩野、ビショップと大友を見ながら呟く。


ここにいる誰もがそうだ。


今、暴れるビショップに攻撃出来るのは遠距離用武器だけなのだから。
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