殺戮都市~バベル~
相打ち覚悟でって……一体何をするつもりだ?


「まさか、わざと食われて内部から攻撃しようとか、バカな事を考えてるわけじゃないよな?」


「……あなたこそ、あの毒液を見て、良くそんな事が思い付くわね。攻撃する前に溶かされて終わりよ」


違うなら良いんだけど……だったら、他に何をしようってんだ。


ビショップの攻撃を食らえば死ぬ危険性が高いし、今までだって十分命懸けで戦っているのに。


「まあ、簡単なこった。やつの胸、気付いてるか?でっかい心臓を守るように、いかつく膨れ上がってるだろ?頭はどこを攻撃をして良いかわかんねぇ。だったら、心臓をぶち抜くしかねぇだろ。腕と口が近くにあるから、あまり近寄りたくはねぇけどよ」


ビショップの真正面。


反撃を食らいやすいから、相打ち覚悟って事か。


それは良いとして、俺は何をすれば良いんだ?


「順一が散弾銃で心臓を撃つから、私達で何とか表面のウロコを斬るのよ。出来れば胸骨も斬って、心臓を剥き出しにしたいわね」


ウロコだけじゃなく、骨も斬る?


冗談だろ……と、言おうとしたけど、狩野はこんな時にまで冗談を言うようなやつじゃないし。


桜良が死んでいなければ、この作戦も成功率がグッと上がっていたかもしれないな。
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