殺戮都市~バベル~
その言葉で、名鳥と大山田が疑いの目を俺に向ける。


「本当に何もなかったのかしら?血も涙もない死神と呼ばれた北条ちゃんが、こんな女の顔を見せるなんて……ボーイはどんな凄いテクを持ってたのかしら」


「ああ、今のは間違いなく愛する男と朝を迎えた女の声だったぜ?恥ずかしがる事はねぇよ。これだけの美人をモノにしたんだ、堂々としてりゃ良いさ」


……何を言ってんだこいつら。


恵梨香さんも恵梨香さんで、どんな夢を見てんだよ!


おかげで俺が変な誤解を受けてしまったじゃないか!


「本当に何もないです!それより、俺に言おうとした事ってなんですか?」


靴を履き、カウンターに移動した俺は、名鳥の隣の椅子に座った。


「ああ、それな。いや、俺と坊主は北軍じゃないだろ?だから、結構な人を殺して、ソウルが貯まってると思うわけよ。で、どうだい?ここは一つ、新レアを狙ってガチャしてみないか?」


フフッと俺に笑って見せる名鳥。


俺も、ガチャをしようかソウルを残すか考えていたから、丁度良かったかな。


「だけど、これから先、ソウルをいくつ使う事になるかわかりませんから、最低でも10個は残しておきたいですよね」
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