狼さんに喰われたい。
「あのっ!
大丈夫なんですか?」

羽鳥さんが心配になって、走りながら訊いた。


「確かに惜しいことをしたよね。」


「え?」

私のせいで羽鳥さん...


「あのカメラ、やっぱり貰っとくべきだったよねー」


「はあ!?
そうじゃなくて、羽鳥さんです!!」


「ああ、そっちか。
羽鳥なら大丈夫だから、走ることに集中して。」


走っていると見覚えのある車が見えて、助手席に座らされた。
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