狼さんに喰われたい。
大神さんは運転席に座ると、車を走らせた。


「えっ?
羽鳥さんは!?」


「さっきから羽鳥羽鳥煩いな。
羽鳥はああ見えて強いから、大丈夫。」


そう言われても...


「合気道の達人だし、高校の時は短距離走で優勝してるから、心配すんな。」


片手をハンドルから離して、私の頭をポンポンとした。



「ミャーさ。
泣いてるだけじゃ、誰も助けてくれないよ?」


「ごめんなさい。」

取り敢えず、謝った。


「でも...
どうやって大神さんは助けてくれたんですか?」
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