新選組と最強子供剣士
薪って重かったんだなぁ。


それにしてもサイズが‥‥‥


薪を立たせてみるが、斬るという動作をするには低い。


‥‥‥‥そうだ!


「新八さん」


「なんだ?」


「この薪、僕に向かって投げてくれる?」


「な!?」


新八さんと金田さん、親父さんが驚いた。


まぁ普通に投げて僕に当たれば、重傷になる可能性もあるからね。


別に僕は構わないんだけど。


「剣壱、本気か?」


「はーやーく!大丈夫!僕、斎藤さんに試合で勝ったんだもん」


その言葉にピクリと新八さんの表情が動いた。


僕を見つめ、それから薪を持ち上げる。


おお、さすがに筋肉あるだけ力持ち。


「おいおい本気か?」


金田さんのその声との後、新八さんが僕に薪を投げる。


‥‥‥‥ここ!


ヒュンヒュンヒュン


飛んでくる薪に向かって3連撃。


そして3つに別れた薪は床に落ちた。


僕は静かに刀身を鞘へとしまう。


「んん~親父さん!ばっちりだよ!」


いや~久しぶりのこの感覚!


ずしりとくる刀身の重さ、切れ味、そしてなんといっても斬れた時の感触!


んもう本当に久しぶり!


いや~本当にいい、いいぞー!


テンションマックス!


親父さんにはいつかお礼しよっと。


「ほぉ~小僧、お前なかなかいい太刀筋だな」


僕の剣を見ていた男が言う。


ふ~ん、よく見たら結構鍛えられてるな。
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