新選組と最強子供剣士
「ありがとう!」


「親父、刀はもういい。ではな」


そう言って男は店を出て行く。


店を出る瞬間、目が合う。


男はニヤリと背筋の凍るような笑みを見せ去って行った。


‥‥‥最後のはいったい?


「剣壱」


「ん?新八さん、何?」


「お前、先に屯所に戻ってろ」


「ええ!?なんでー?」


「目的は済んだんだろ?」


「うう、わかった‥‥‥」


僕は残念そうな顔をした。


まぁ内心そうは思ってないけど。


なんていったって‥‥‥単独行動ができる!


「じゃあな。寄り道すんなよ」


「はーい。新八さんも気をつけてね!」


そうして、新八さんも店を出て行った。


よっしゃ、僕も行くか。


「親父さん、金田さん、ありがとうございました!」


「ああ、気をつけて帰れよ」


「また来い」


一礼して僕は店を出た。


それからスキップしながら京の街を進む。


やっぱり人多いな~


「よ、剣壱君、お野菜どうだね?」


「ごめんね。今日はお金持ってないの」


「あ、剣壱君、いつもありがとうね」


「はーい。また行きま~す」


ふ~僕もだいぶ馴染んできたなぁ。


頻繁にお店の人と交流しててよかった。


ガシャーン


突然、前方から大きな音が響いた。


そこには人だかりがある。
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