新選組と最強子供剣士
沖田さんの手には木刀があり、全員で素振りをしていた。


皆汗をかいていて、なかなかつらそうだ。


「‥‥‥そこまで!」


沖田さんの声がすると、全員素振りを止める。


そして沖田さんは僕の方にやってきた。


「やぁ剣壱君。楠君も」


「お疲れ様です!」


「沖田さん!今日もよろしく!」


最近では斎藤さんと沖田さんとの稽古によく出ている。


斎藤さんには半ば無理やり出席させられてるけど、沖田さんのは自主的に。


沖田さんの稽古は僕でも少し厳しくて、体力がつくから。


「剣壱君は稽古として、楠君も?」


「はい、あ、木刀持ってきます」


「あ、十郎、僕のも~」


「お前は‥‥‥わかったよ」


そうして十郎は木刀を取りに行く。


よし、今日も稽古頑張ろ。


「最近、楠君といるとこ多いよね」


「十郎と?ああ、うん。よく会うんだ」


「というか、何で十郎なの?名前、小十郎のはずだけど?」


「なんか小十郎って小さいって字がつくから好きじゃないんだって。ほら、十郎って男にしては綺麗で背は小さいし」


「ああ、たしかにそうだね」


木刀を持ってきてくれる十郎。


この前、街で十郎の噂聞いたんだよね。


なんでも、ちょっとお金持ちの女性に好意を持たれてるとか。


「ほれ、持ってきてやったぞ」


「ありがとう!」


十郎から木刀を受け取る。


「じゃあ、僕と十郎素振りしてるね!」


「うん。終わったら呼んでね。おい!次始めるぞ!」


‥‥‥うーん、やっぱり変わりようがすごい。


一番組が強い理由は、やっぱり沖田さんだな。
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