新選組と最強子供剣士
「‥‥‥初め!」


十郎の合図で、僕と沖田さんはほぼ同時に床を蹴った。


「ふっ!」「はっ!」


カァン!


んー流石沖田さん。


相変わらず‥‥‥お強い!


バシ!カン!!カン!パシン!


「はぁ!」


ブン!  パシン!


「ぐっ」


うっそぉ、これ受け止めますか?


渾身の一発みたいな感じだったんだけど。


「っ!」


おっと、この構えは‥‥‥


ヒュン!ヒュン!ヒュン!


沖田さんお得意の三段突き!


パシ!


僕は二突きはかわし、三突き目を流した。


「よっと!」「っ!?」


僕は沖田さんの足をはらい、バランスを崩させる。


そして‥‥‥沖田さんに木刀を突きつけた。


「僕の勝ち」


「っ」


「し、勝者、剣壱!」


十郎の声が響く。


沖田さんは起き上がってため息をついた。


そして呆れ気味に言った。


「あ~あ、また負けた。本当に、剣壱君は強いよね」


「えへへ~」


沖田さんに向かって笑顔を向ける。


実は、僕には沖田さんに勝てて斎藤さんに負けた理由がある。


1つは僕も強くなっていること。


この身体が大分馴染んだ。
< 118 / 416 >

この作品をシェア

pagetop