新選組と最強子供剣士
シーンと静まる中、土方さんが声をあげる。


「勝者、北凪立花!」


「ありがとうございました」


「え、あ、ありがとうございました」


まだ呆然としてる藤堂さん。


まさか本当に立が勝つとはなぁ。


正直、負けると思ってたんだけど。


やっぱりアレか。


藤堂さんが禁句を言ったからか。


女だからってなめたからだな。


「隊長ぉーー!!」


礼をしてから一変、猫なで声で僕に迫ってくる立。


僕はそれをよけて、立に笑顔を向けた。


「立、お疲れ様」


「隊長!」


そう言って、また迫ってくる立。


今度は避けず、立にされるがままになった。


立は僕を抱き上げると、力いっぱい抱きしめる。


「隊長、勝ちましたよ。新選組の組長に。ご褒美を下さい」


美しく色っぽい表情をしてねだる立。


うん、相変わらず綺麗だな。


ご褒美ご褒美‥‥‥‥


「よく頑張ったね。綺麗だったよ」


そう言って立の額に口づけると、立は顔を真っ赤にした。


よし、逃げるか。


腕から飛び降り、土方さんに向かって一言。


「後は頼んだ♪」


そして僕は道場を出て行った。




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