新選組と最強子供剣士
廊下をあてもなく歩いていると、主計と十郎を見つけた。
「あ、剣壱、おはよう」
「主計おはよう!十郎も」
主計はなぜか僕の頭を撫でてくる。
2人って一緒にいることが多いなぁ。
「飯の時見なかったが、どうしたんだ?」
「それがねぇ、僕の友達がここに入隊することになったの!」
ニコニコとして答えると、2人は顔を見合わせた。
「友達?」
「そうだよ!とぉーっても綺麗な人なの!」
2人は不思議そうな顔をして僕を見ている。
「小十郎、知ってる?」
「いや?俺は何も知らないけど。剣壱、その友達って今日入隊するのか?」
「んーとねぇ、今、土方さん達が試験?みたいなのをして、剣の腕を確かめてたの」
「強いの?」
「十郎よりは強い」
「はぁ!?それ本と‥‥‥」
「にゃ~」
2人と話していると、叶がやってきた。
道場で見ないと思ってたら、屯所を散歩してたのか。
叶はヒラリとジャンプに、僕の肩に乗る。
そんな叶を見て、2人は驚いたようだった。
「え、その猫ってなんだ?」
「僕の猫だよ。名前は叶」
「いや、土方さんとか、許したのか?」
「うん。いいよって言わせた」
「い、言わせ?」
叶が顔を僕の顔にスリ寄せてくる。
気持ちいいけどくすぐったい。
あ、そうだ。
「2人共、ちょっと聞きたいことが‥‥‥」